SPECIAL INTERVIEW

現場の声 / スペシャルインタビュー
もう一度建築の仕事を60歳からでも再チャレンジできる!もう一度建築の仕事を60歳からでも再チャレンジできる!
定期アフター対応 60代 一級建築士
定期アフター対応
60代
一級建築士
大手ゼネコンにおいて約38年間、学校、ホテル、マンション等の施工管理を経て、アフターメンテナンス部門にてクレーム対応及びクレーム防止の業務に従事。その後、デベロッパーでの定期・臨時のアフターメンテナンスを経て、現在、当社にて大手ゼネコンのマンション定期点検および報告書作成の業務に従事する。顧客応対もできるアフター・建築技術のプロフェッショナル。

2度の無職の時期を通じて
自分のやりたいことを
再確認しました。

現場とアフターメンテナンス業務を38年間行ってきましたが、勤めていたゼネコンで事業規模縮小に伴う「特別選択定年制度」を実施することになり、いろいろ考えた末、57歳で退職しました。その後、自分の望む働き方ができると思い、不動産会社のマンション共有部のアフターサービス部に入社しましたが、業務に対する考え方の違いを身に染みて感じ、2年弱で退職。2回目の無職の状況で、今後どんな職業をやったらいいのかを模索する中、ガードマンをやってみようと考えたときもありました。そんなときにハローワークでキャリアプロジェクトの共有部の点検業務の募集を見つけ、自分の求めていた仕事はこれだと確信。60歳で応募しました。
年配者が多数活躍していること、退職は自分の判断で決められることも決め手でした。派遣先のゼネコンでは、マンションの年次定期点検や中間・竣工検査などを担当し、これまでの仕事と業務内容が同じであったため、一緒に回る派遣先の担当者から「色々と気が付いてくれて助かる」と言われたりして、前職の経験が生かされていることを実感しました。

現場に行くことが健康の秘訣。
休日もきちんと取れるので
長く続けて行きたいです。

以前はメンテナンス業務だったのでお客様との対応などで土日に仕事をすることも多々ありました。今は点検業務だけなので、管理人さんとコミュニケーションが取れれば十分。後は居住者の方とトラブルを起こさないようにやっていけばいいので、気分的には楽というか、以前に比べて気持ち良く働けています。また、土日も必ず休めるので、休日を計画的に過ごせるようになりました。残業もないので帰宅後は歌謡番組やドラマをゆっくり見られるようになり、日々の生活にオンとオフのメリハリがつくようになったと感じています。
派遣先にいた時は仕事の半分くらいは現場作業でしたが、本社に戻ってからは現場へ出向くことが少なくなりました。それでも現場に行けば1日2万歩くらいは歩いたり、床下をアスレチックをするように点検するので、いい運動になっています。階段の上り下りもこれでもかとありますし(笑)。お金をいただきながら健康的な生活ができています。

今はこれまでの派遣先で得た知識を元に、マンションのどこをどんな風に点検すると効率的なのかを組み立てたり、点検作業の計画を立てることが楽しくて、やりがいを感じています。点検業務は建築業界の中では表に出ない仕事ですが、怠ると建物が老朽化してしまう大切な業務なので、自分に合っていると思います。ここには定年がないので、長く続けていきたいですね。